【お墓掃除】正しい方法から代行サービスの使い方まで
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【お墓掃除】正しい方法から代行サービスの使い方まで

2019年07月10日(水)4:57 PM


お墓は定期的に掃除をしなければ汚れてしまいますが、お墓をきれいにすれば良いわけではありません。

お墓の正しい掃除方法を知ることで、墓石を長くきれいに保てるだけでなく、墓石を傷めない方法も身に付きます。

墓掃除に持っていきたい掃除道具

お墓の掃除は墓石をきれいにするだけでなく、お墓周辺のお手入れも含まれます。
まずはお墓の周りをお手入れする道具を確認しましょう。

 

【お墓周りをきれいにする道具】
・軍手かゴム手袋
・シャベルやざる
・ほうき
・ちりとり
・木の枝を切るための剪定用はさみ

 

以上の道具があればお墓周りの基本的な掃除には困りませんが、あわせてお墓のお手入れをする道具もそろえておきたいです。

 

【お墓をきれいにする道具】
・スポンジ
・歯ブラシ
・雑巾
・バケツ
・洗剤
・ゴミ袋

 

墓石は雨風に吹き付けられるので、しつこい汚れがつきやすく、磨くための道具があると便利です。風などで飛んでくるゴミもあるので、お墓の周辺だけでなく目についたゴミが捨てられるように、ゴミ袋も持っていきましょう。

 

枯れたお花やお供え物もまとめて持ち帰れるようにするためにも、ゴミ袋は必須と言えます。

墓掃除で洗剤を使う時は注意が必要

雨風にさらされた墓石の汚れはかなりしつこいので、洗剤を使う機会も少なくありません。
墓石に洗剤を使う時は、どんな洗剤を使ってもいいわけではなく、墓石用の洗剤を使うようにしてください。

 

身近な洗剤で強力な汚れを落としたくなりますが、塩素系洗剤や酸性洗剤は使ってはいけません。使った直後は汚れが落ちてきれいに見えるのですが、墓石が痛んだりシミの原因になるので、塩素系・酸性以外の洗剤を使用しましょう。塩素・酸性は墓石のコーティングをはがしてしまいますが、タワシも同じく注意が必要です。

 

墓石の水アカやカビは、タワシや強力な洗剤を使えばとれるわけではありません。金属タワシや通常のタワシは基本的に使わず、洗剤も墓石用の物を使用するようにしましょう。

 

小さく部分的な汚れは歯ブラシで軽くこすって落とし、大部分は墓石用の洗剤とスポンジで掃除してください。

墓掃除の正しい方法

お墓掃除をする前に、まずはお墓に手を合わせてご先祖様に今から掃除することを伝えます。ご先祖様に伝えたら落ち葉集め・雑草の処理・植木の剪定を行い、汚れている場合は玉砂利の水洗いもしてください。

 

周辺区画の清掃が終わったら、墓石を水洗いします。スポンジに水を含ませて洗いながらコケがついていないかを確認し、目についた物から取り除いていきましょう。

 

墓石を掃除する時はお墓の土台に登るのは問題ありませんが、墓石には出来るだけ登らないようにします。どうしても墓石が高くて手が届かない時は登る場合もありますが、必要な時以外に登るのはマナー違反です。

 

水洗いが終わったら洗剤を使用して洗いますが、必ず墓石用・石材用の洗剤を使用してください。墓石がきれいになったら花筒・線香皿などの小物も中身を取り出し、一つずつきれいにします。

 

水分が残っているとコケが生えるので、全ての掃除が終わったら墓石・小物の水気をふき取りましょう。

墓掃除に不安があるなら代行業者に依頼する

お墓掃除にはマナーや正しい方法があるため、苦手だと感じる人も少なくありません。
お墓の掃除に自信がない、遠方にあるため掃除が難しい、体への負担が大きいなどの理由がある場合は、お墓掃除の代行を依頼しましょう。代行業者はプロなので、仕上がりも見違えるほど美しくなります。

 

代行依頼は単発依頼と年間依頼の2つがあるので、都合に応じて依頼することが可能です。
単発依頼の場合は8千円から3万円が一般的な相場であり、墓石のクリーニングをどの程度行うかで料金に差が生まれます。

 

年間で依頼する場合は業者によって異なりますが、年間コースとしてプランが作られています。お彼岸に掃除する年2回コースなら2万円程度が一般的で、3回なら3万円に設定されている場合が多いです。多くの業者は年間割引を設定しているので、単発依頼よりも年間依頼のほうがお得になっています。

 

掃除を終えた状態のお墓は写真とあわせて依頼人に報告されるので、自分の目で確認する必要もありません。

墓掃除の代行を依頼する時の注意点

お墓掃除の代行は葬儀社・石材店・掃除屋・便利屋が運営していることが多いですが、実績のある運営元に依頼するのが確実です。代行業者に依頼したら、お墓のあるお寺や霊園に連絡をしておきましょう。

 

代行業者もお寺・霊園に挨拶をしてくれますが、お墓の持ち主ではない人が墓地で掃除をするため、事前に連絡しておいたほうがスムーズです。霊園によってはお付き合いのある清掃代行専門家を指定していることもあるので、確認しておきましょう。

 

代行してもらえる範囲も必ず確認してください。
お墓掃除は、広さや墓石の数によって料金が変わり、業者によっては灯篭などの掃除はオプションになる可能性があります。依頼する前に必ず複数の代行業者に見積を出してもらい、納得のできる代行業者に依頼しましょう。

まとめ

お墓は雨風にされされているので汚れやすく、きれいな状態を維持するためには、定期的にきちんと掃除をすることが大切です。

 

今回紹介した掃除方法やマナー以外に、お寺・霊園ごとの独自ルールがある可能性もあるため、不安な時は霊園やお寺に聞くのも大切です。

 

またお墓が遠方にあるなどの理由で、掃除ができない場合は、代行業者を利用する方法もあります。お墓のあるお寺・霊園のお墓掃除を担当している代行業者なら、掃除のルールを把握しているため安心です。代行業者にお願いしたい場合は、お墓のあるお寺や霊園におすすめの業者を紹介してもらうとスムーズです。



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