法事の服装のマナーとは?
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法事の服装のマナーとは?

2019年01月22日(火)10:07 PM

法事服装 イメージ

法事に出席する際に、どのような服装を選べば良いのか悩んだ経験を持つ人も多いのではないでしょうか?
服装マナーから外れた服装で参加すれば、自分が恥ずかしい思いをするだけでなく、礼を失することにもつながりかねません。
法事に相応しい服装マナーと注意すべきポイントについて押さえておきましょう。

法事とは?

葬儀後、定期的に執り行われる法事は、故人の冥福を祈り、遺族や参列者が死別から立ち直るための行事です。
法事は各家庭によって、また何周忌かで内容や規模が変わりますが、死後の供養といった意味合いに変わりはありません。
似た言葉に「法要」がありますが、法要は読経などの供養の儀式部分に該当し、法事は法要や食事など全てを含めた意味を持ちます。

法事の服装マナー

法事の際も、その場にふさわしい服装で参加することが大切です。
法事の服装で気を付けたい点についてまとめました。

男性の服装

【遺族】
遺族の男性は三回忌まで準喪服の着用が望ましくなっています。
ブラックスーツが一般的で、ワイシャツに黒ネクタイも欠かせません。
ベルトや靴下、靴も同じく黒で統一し、光沢がある時計やアクセサリーは外してください。
【参列者】参列者は、一周忌まで黒い略礼服もしくは準喪服を着用します。

女性の服装

【遺族】
遺族の女性は三回忌まで黒のワンピースや黒いスーツの着用が望ましいです。
ストッキングやパンプスも黒で揃え、結婚指輪や一連のパールネックレスを除いて光るものは外すことが大切です。
【参列者】
女性の参列者は、一周忌までワンピースやスーツ、アンサンブルなど、黒の準喪服を着用しましょう。

子どもや赤ちゃんの服装

学校指定の制服が存在するときには、制服を着用します。
制服が無い場合、男の子は黒や紺のブレザーとズボン、女の子は黒や紺のブレザーとスカート(または同色のワンピース)がおすすめです。
赤ちゃんの服装は、黒や紺など喪の色に近い無地でシンプルなものを選びましょう。
赤ちゃんの参列は母子ともに負担がかかり、周りに気を遣わせてしまうため、親族以外の参列者で故人と深い間柄で無ければ、赤ちゃんを法事に連れていかない選択肢も検討しましょう。

夏の法事の服装は?

暑い夏に法事が執り行われる場合でも、服装マナーは変わりません。
準喪服の着用を要する法事なら、男性は半袖シャツを内側に着たり、暑さが和らぐ素材の喪服を着用することで対処しましょう。
女性も露出の多い服装は着用せず、夏であっても黒色のストッキングを装着しなくてはいけません。

一周忌・7回忌・13回忌で服装はどう変えるべき?

遺族においては初七日から三回忌まで、男女共に準喪服の着用が相応しく、参列者は一周忌まで略礼服もしくは準喪服の着用が求められます。
三回忌を過ぎると、次第に遺族や親族だけで法要が行われるようになり、参列者には平服でお越しくださいとの案内がされるようになってきます。
参列者は平服と案内されても、男性はダークスーツを着用し、女性は黒や濃紺のワンピースなどを着用してください。
遺族と参列者とも、7回忌や13回忌以降でもカジュアル過ぎる服装は推奨されません。
一般的には、遺族は7回忌以降に略喪服や地味な色の服装で構わなくなります。
しかし、地方や家柄によっては7回忌以降も準喪服のままが望ましい場合もあります。
法事の前に服装について相談しておくと安心です。

身内だけで法事を行う場合の服装は?

死後年月を重ねるほど法事の規模は小さくなり、服装は喪服から簡略なものへと変化していきます。
7回忌以降に身内だけで法事を行う時の服装は、参列者同士で合意を得ていれば、地味な服装で法事を執り行って問題ないでしょう。
近親者のみなら平服で揃える場合も珍しくありません。
ただし、法事は故人の冥福を祈って供養する儀式ですから、派手すぎない服装が基本です。

法事の服装で気を付けること

喪主から「法事は平服で」と言われても、一般的な服装マナーを守るようにしましょう。
とは言え、遺族より参列者のほうが格式の高い服装にならないように注意が必要です。
また、台所仕事を手伝うことを考慮すれば、黒いエプロンを持参したほうが良い場合もあります。

迷った場合は喪主に確認し、恥ずかしくない服装で参加できるようにしましょう。



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